ブレイルメモスマートシリーズのファームウェア更新のご案内
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毎度ありがとうございます。
今回は、ブレイルメモスマートシリーズのファームウェア更新のご案内です。
各製品のファームウエアのダウンロード先のURLとインストール方法は以下の通りです。
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.0 製品版のダウンロード先はここから
https://www.kgs-jpn.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/01/BMSair_Ver2.8.0_20231205.zip
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.0 製品版のダウンロード先はこちら
https://www.kgs-jpn.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/BMSmart_Ver2.8.0_20231205.zip
BMスマートAirファームウェア 製品版 Ver2.8.0 について
ケージーエス株式会社
1.はじめに
このパッケージには、ブレイルメモスマートAirシリーズ用ファームウェア 製品版 Ver2.8.0 が含まれています。
2.プログラムのインストールの方法
インストールには、SDカード、またはUSBメモリーが必要です。あらかじめご用意ください。
〔インストール手順〕
(1)BMスマートAirの電源をオフにします。
本機がスリープ状態になっている時は、電源スイッチで動作状態に戻した後、更に、電源スイッチを3秒程度、右にスライドさせて、電源をオフにしてください。
音声がオンになっている場合は、「BMスマートエアを終了します。」というメッセージが発声されます。
(2)インストール中のバッテリー切れを防ぐため、本機にACアダプタを接続してください。
(3)このパッケージに含まれるProgramsフォルダを、パソコンなどで、フォルダごと、SDカードまたはUSBメモリの一番外側にコピーしてください。
(4)コピーしたSDカードまたはUSBメモリを、本機の外部SDカードスロット、または本体左側面のUSBコネクタに接続してください。
(5)コントロールキーを押したままで、電源スイッチを右にスライドし、本機を起動します。
〔重要〕この時、コントロールキーは、「ピピ」という起動音がしてから、5秒程度、押したままにしておいてください。
すると、20秒くらい後に、「BMスマートを起動しています。」、「新しいファームウェアをインストールします。」などと発声して、インストールが始まります。
インストール中は、SDカードやUSBメモリーを取り外さないでください。
(6)インストールは、約1分で終了します。
インストールに成功すると、次のメッセージが表示されます。
「次のバージョンのインストールが完了しました。」
「Ver2.8.0」
この場合は、エンターキーを押してメッセージを閉じてから、インストールに使用したSDカード、またはUSBメモリーを取り外してください。
もし、次のメッセージが表示された場合は、インストールがうまくできていません。
「このプログラム情報は正しくインストールされていません。再インストールを行ってください。」
この場合は、お手数ですが、インストールパッケージのダウンロードからやり直してみてください。
〔ファームウェアのバージョンアップコマンドを使用する〕
本機起動時のバージョンアップがうまく行かない場合は、以下の方法もお試しください。
(1)本機を起動します。
作業中のウィンドウがある場合は、データを保存して、ウィンドウを閉じてください。
また、通信ポートなどを使用中の場合は、切断してください。
(2)新しいファームウェアのProgramsフォルダをコピーしたSDカード、またはUSBメモリーを、本機に接続します。
「SDカードが挿入されました」のようなタイトルのウィンドウが開いた場合は、エスケープキーを押して、閉じてください。
(3)以下のコマンドを実行します。
メインメニュー → ヘルプ → ファームウェアのバージョンアップ
メインメニューは、ウィンキー+スペースキーの操作で開きます。
下矢印キーで、メニュー内の各項目まで移動し、エンターキーを押してください。
このコマンドで、新しいバージョンのファームウェアが見つかると、次のようなメッセージが表示されます。
「新しいファームウェアが見つかりました。インストールしますか?」
この場合、エンターキーを押すと、ファームウェアのコピーが始まります。
コピー中は、SDカードやUSBメモリーを取り外さないでください。
もし、新しいバージョンのファームウェアが見つからなかった場合には、次のメッセージが表示されます。
「新しいファームウェアが見つかりませんでした。」
この場合は、ProgramフォルダがSDカードなどに正しくコピーできていないか、または既にこのファームウェアのバージョンがインストールされている可能性があります。
現在のファームウェアバージョンの確認方法は、次項をご参照ください。
(4)ファームウェアのコピーが終了すると、次のメッセージが表示されます。
「コピーが終了しました。再起動すると、新しいファームウェアが読み込まれます。」
このメッセージが表示されたら、点字キーから「Y」(1,3,4,5,6の点)を入力して、本機を再起動してください。
このメッセージをキャンセルしてしまった時は、手動で本機を再起動して頂いても問題ありません。
(5)再起動後に、インストールの完了処理が行われます。
この作業は、約1分で終了し、次のメッセージが表示されます。
「次のバージョンのインストールが完了しました。」
「Ver2.8.0」
エンターキーを押してメッセージを閉じてから、インストールに使用したSDカード、またはUSBメモリーを取り外してください。
3.バージョンの確認方法
現在のファームウェアのバージョンを確認するには、ウィンキーと1,2,5の点を押します。
すると、「本機の情報」ウィンドウが開きます。
このウィンドウには、ファームウェアやOSのバージョン、その他の情報が表示されます。
このパッケージのファームウェアがインストールされると、以下のように表示されます。
「ファームウェア ver2.8.0」
「ファームウェアバージョン」の番号が、これより小さい場合は、このパッケージのファームウェアのインストールを行ってください。
バージョンが確認できたら、エンターキーを押して、このウィンドウを閉じてください。
4.エアコータクンユーザの皆様へ
新しいファームウェアをインストールすると、お使いのエアコータクンがプレインストール版(体験版)に戻ります。
エアコータクン製品版ユーザの方は、ファームウェアのバージョンアップ終了後に、以下の操作を行ってください。
(1)本機の電源をオフにします。
(2)エアコータクン製品版のSDカードを、本機のSDカードスロットに挿入します。
(3)本機を起動します。
すると、本機の起動中に、エアコータクンの製品版プログラムが再インストールされます。
(4)インストールが終了したら、エアコータクン製品版のSDカードを取り出してください。
なお、エアコータクンを再インストールすると、内蔵SDカードにコピーされている辞書が削除されます。
必要な場合は、以下のコマンドを実行して、再度辞書データのコピーを行ってください。
エアコータクンのメニュー → 設定 → 点字辞書コピーユーティリティ
5.BMスマート拡張機能ライセンスについて
BMスマートファームウェア Ver1.2より、本機の機能の中で、より専門的な機能、上級者向けの機能を、「拡張機能」として整備させて頂いています。
このバージョンには、以下の拡張機能があります。
・マイクロソフトオフィス(ワード・エクセル・パワーポイント)データの閲覧機能。
・PDFデータの閲覧機能。
これらの機能をご利用頂くには、本機に「BMスマート拡張機能ライセンス」(別売)をインストールして頂く必要があります。
このライセンスをご利用頂いているお客様で、本機の修理のために代替機などをご使用頂く場合は、次のコマンドにより、ライセンスを別のBMスマートシリーズ機との間で移動して頂くことが可能です。
メインメニュー → ヘルプ → BMスマート拡張機能ライセンスのインストール
なお、ライセンスを移動する際には、インストールに使用したライセンスSDカードが必要になりますので、あらかじめご用意ください。
「BMスマートシリーズファームウェア Ver2.8での新機能と主な変更点について」
2023年12月1日
ケージーエス株式会社
この文書では、BMスマートシリーズファームウェア Ver2.8で追加された機能と、主な変更点についてご紹介します。
各項目の(参照先)に、「ブレイルメモスマートシリーズ ユーザーズガイド (Ver 2.8)」での対応項目を示します。
1.新機能
A.リスト編集の新機能
以下の機能は、簡単操作設定の次の項目を有効にしてご利用ください。
D16 点字編集ウィンドウのリストの編集機能
リストの編集機能は、階層リストやテーブルなどの構造を持った情報を点字で編集するための機能です。
リストの編集を始めるには、次のコマンドを実行します。
点字編集メニュー → 編集 → リストの編集
〔A1〕リスト要素の複数行編集機能
リストの閲覧中にエンターキー+スペースキーを押すと、現在の要素を複数行で編集できます。
複数行編集を終了するには、オルトキー+エンターキーを押します。
また、複数行で編集されている要素をどのように表示するかを、以下の設定項目で変更できます。
設定シート:リスト編集の設定
複数行要素の表示 1行目のみ,最初の空行まで,全て
(参照先)
〈4.2.11 〔2〕リストの編集ウィンドウ〉
〈4.2.11 〔4〕リスト編集の設定〉
〔A2〕簡易表計算機能
各要素がイコール(2,5の点、2マス)の点字で始まっている場合、イコールの後ろの点字列を式として扱います。
式の要素には通常の表示では計算結果が表示され、要素の編集時のみ式の形で表示されます。
式の中には、他の要素への参照を含めることができます。
(参照先)
〈4.2.11 〔10〕簡易表計算機能〉
〔A3〕関数フィル機能の改良
関数フィルは、指定した関数を評価しながら、テーブル内に値を書き込んでいく機能です。
関数フィルの式の中にも、他の要素への参照を含められるようになりました。
(参照先)
〈4.2.11 〔11〕ツール機能 〔フィル機能〕〉
〔A4〕分類集計機能
選択中の列の内容ごとに、それより右側の列に書かれた数値を集計する機能です。
集計したい見出し項目を選択してから、次のコマンドを実行します。
リストの編集メニュー → ツール → 分類集計
(参照先)
〈4.2.11 〔11〕ツール機能 〔集計機能〕〉
〔A5〕値の比較と要素の比較
値の比較は、基準値の要素で次のコマンドを実行してから他の数値要素に移動すると、基準値からの増減や倍率を確認できる機能です。
リストの編集メニュー → 表示 → 値の比較モード →
値の増減を表示 コントロールキー+マイナス(3,6の点)
値の増加率を表示 コントロールキー+スラッシュ(3,4の点)
また、要素の比較は、選択された範囲の両端の列または行にある要素のペアを比較します。
比較したい範囲を選択してから次のコマンドを実行します。
リストの編集メニュー → ツール → 要素の比較 →
列の比較
行の比較
(参照先)
〈4.2.11 〔11〕ツール機能 〔比較機能〕〉
〔A6〕連続編集機能
隣接する要素の内容を続けて編集したい場合、前の要素の編集状態からオルトキー+矢印キーの操作で次の要素の編集に移れるようになりました。
また、セレクトキーとインサートキーやエンターキーの組み合わせで、左右に列を挿入しながら新しい要素の値を編集していくことができます。
(参照先)
〈4.2.11 〔2〕リストの編集ウィンドウ〉
〈4.2.11 〔3〕列の操作〉
B.その他の新機能
〔B1〕一時ブロック機能とメモブロック機能
ブロックの登録/挿入機能に、次の新しい使い方を追加しました。
一時ブロックは、マークを指定せずに複数の一時的な情報を登録しておける機能です。
また、メモブロックはファイルを開かずにどこからでも短い情報をメモしておける機能です。
(簡単操作選択項目)「C2 ブロック登録/挿入機能」=オフにする
(参照先)
〈4.4.2 ブロックの登録/挿入機能〉
〔B2〕点字文書のコメント詳細情報
点字文書のコメントに、最大3万マスまでの詳細情報を記録しておけるようになりました。
コメントの一覧ウィンドウで目的の項目を選択し、エンターキー+スペースキーを押します。
また、コメントの詳細情報は、パスワードを設定して保護することができます。
(簡単操作選択項目)「C14 点字文書の拡張編集機能」=オフにする
(参照先)
〈4.2.9 〔2〕コメント機能〉
〔B3〕メインウィンドウの設定機能
プログラムをメインメニューからも起動できるようにしたり、メインウィンドウ内に表示するプログラムやその順番を変更することができます。
また、メインウィンドウで利用している各グローバルショートカットの有効/無効を選択できます。
(簡単操作選択項目)「B13 メインウィンドウの設定機能」=隠す
(参照先)
〈8.4.15 メインウィンドウの設定〉
2.拡張した機能
〔1〕点字文書・点字図書の学習読み機能
点字文書や点字図書を連続読みした時に、各段落を2回ずつ読むように設定できます。
(参照先)
〈4.2.8 点字編集メニュー〉
〈5.2.3 〔点字図書閲覧メニュー〕〉
〔2〕電源ステータスのサイドアイテムを追加
バッテリーの残量や充電状態を点字表示部の端に表示しておけるサイドアイテムを追加しました。
このサイドアイテムを表示している時は低バッテリーなどのメッセージが効果音で通知されるので、点字を読む邪魔になりません。
(参照先)
〈8.2 〔M〕サイドアイテム機能〉
〔3〕デイリーノートの項目一覧表示機能
デイリーノートでは登録した項目がそれぞれの日付の欄に表示されますが、次のコマンドを利用すると、全ての日付の項目をリストで一覧表示することができます。
メニュー → 編集 → 項目一覧を表示する(ショートカット:コントロールキー+L)
メニュー → 検索 → 検索して項目一覧を表示(ショートカット:コントロールキー+セレクトキー+L)
(参照先)
〈4.2.12 C.デイリーノートウィンドウの操作〉
〔4〕入力変換機能の改良
テキスト編集ウィンドウから「入力変換登録」のウィンドウを開き、目的の項目の所でエンターキーを押すと、編集中のテキスト文書にその項目の文字列を挿入できるようになりました。
(簡単操作選択項目)「C9 入力変換機能」=オフにする
(参照先)
〈8.2 〔G〕入力変換機能について〉
お知らせは以上ですが、すでに該当製品をご使用のお客様は最新ファームウエアをダウンロードしてお楽しみください。
なお、今後アイフレンズより納品させていただく製品につきましては、最新バージョンに更新されておりますので、ダウンロードしていただく必要はありません。
ご案内は以上です。
<以下署名>
株式会社アイフレンズ
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